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南米のホタル擬態昆虫
左上が「ベニボタル」、右上が「マドボタル」
南米では、黄色と黒色で構成された模様の昆虫が数多く生息する。
これらは、ベイツ型擬態をしていると考えられている。
つまり、毒を持たない他の昆虫が毒を持つホタル類に擬態しているのだ。
南米へ行って驚かされたのが、蛾からカミキリムシまで様々な昆虫がこぞってホタル類に擬態していることだった。
今回は、ホタル類へ擬態した南米の昆虫を紹介する。
1. 蛾
Correbia lycoidesはベニボタルに擬態していることが、以下のサイトで指摘されている。
https://www.learnaboutbutterflies.com/Andes%20-%20Correbia%20lycoides.htm
フレンチギアナで採集したこのタイプの蛾は、Correbia lycoides1種だけではなく、ミクロレピもいた。
南米ミクロレピ置き場
一見して似ているが、それぞれ翅の模様が若干異なっており、複数種紛れていると思われる。
この蛾はライトトラップに飛来するだけでなく、日中も活動するようだ。
2. カミキリ
Lycomimus属のカミキリも、同様の擬態をしている。
このカミキリ最大の特徴は、擬態のために鞘翅がスカートのように伸びていることだ。
同じく南米に生息する他のカミキリ(Deltosoma属, Apeba属, Acabanga属, Icupima属などなど…)もホタル類に擬態している。
ちょっと調べるだけで大量のホタル擬態カミキリがヒットするので、南米にはホタル擬態カミキリが本当に多く種分化していることが分かる。
今回は、南米のホタル擬態の昆虫を紹介した。
南米には他にも、ハチに擬態した蛾なども生息している。
次回はそういった種を紹介できればと思う。