虫採り動画上げてます!!
普段の虫採りそのまんまの様子をお届け中!
前回の続き
後半は天気があまり良くなかった。赤道近くといえど、標高1000mで天気が悪ければ肌寒い。タナラタの町はそこそこ雨が降る。
この雨では給水ポイントに蝶は来ないので、新地開拓に挑む。あてどなく車を走らせ、よく分からない草むらに突撃する。すると、トゲハムシやハモグリガ、キバガの仲間?が採れた。
灯火採集。いろいろあって、夜遅くに友人たちのライトトラップに合流。現地の人からActias maenas♀を買ってくれていたらしい(300円程度)
前日、街の明かりにマレーテナガコガネが来ていたので、街灯を巡って追加を探す。なんと、当たりの街灯を見つけることができた。全部♀だったが、同行者全員1匹ずつ持って帰ることができた。
途中から、現地の昆虫採集ガイドに連絡を取り、光量の強いライトトラップセットをレンタル。甲虫や大型の蛾も採れるようになっていった。
街の明かりを巡っていると、露天の店員が馬鹿でかいコーカサスを売ってくれた。撮影のために手に乗せたが、引きはがすのが大変だった。
マサキオオツバメは多いが、完品が少ない。学名はzampa(残波)で、泡盛を連想するとてもいい蛾。
朝
キャメロンの標高2000m、ブリンチャンへ行く。山頂は雲霧林になっていて、常に霧でおおわれていた。地衣や苔がいたるところで繁茂している。
ここでは特に何も得られず、下っていつもの19マイルへ。すると住人が蛇を連れてきて、手に乗せてくれた。
蝶を売ってくれる長老の家に伺うことに。木でできた高床式の家で、本当に「村」といった感じだった。
あっという間に帰国の日を迎えた同行者は19マイルでオウゴンオニクワガタを購入していた。まあまあの値段を支払ったようだが、日本で買うよりは断然安いそう。
鱗翅から甲虫まで、大満足な遠征となりました。次は東南アジア以外のところにも行ってみたいなあと思った当時でした。
おしまい