虫採り動画上げてます!!
普段の虫採りそのまんまの様子をお届け中!
2015年9月
キャメロンハイランドに行った記憶を掘り起こして書きます。
当時は初めて海外で車を運転する遠征で、ドキドキでした。ですが、日本と同じ左側通行というのもあり、案外なんてことはありませんでした。2019年現在は高速道路入り口の現金支払いがなくなっているので、これから行く人はそこだけ注意してください。
成田からクアラルンプールまで飛行機で7時間。空港でバーガーキングを食べ、レンタカーを借りる。
そこから車で3~4時間かけてキャメロンハイランドに到着。まず19マイルに立ち寄って虫採り。大きなカメムシ(シソの香りがする)とウラフチベニシジミを採集。
集落の入り口に戻ると、噂通り住民が虫を売りに来た。見たこともないバッタやヤスデ、コウチュウを持ってきてくれる。希望の虫を言うと、翌日持ってきてくれる。とても親切な人たちだ。
夜は街灯巡り。この時期はコウチュウが多いらしい。
一通り見終わると、大型バッテリーライト(通称バズーカ)で灯火採集を始める。しかし、光量が足りず思ったようにコウチュウは来ていない様子。僕は蛾さえ集まれば満足なので、とても楽しかった。
翌日
19マイルに行くと、川沿いでアカエリトリバネアゲハの集団給水に遭遇。マレーシアの蝶の写真といえばこれ!という光景が目の前に広がる。
その脇では、村人が生活費を稼ぐため蝶を採っている。見せてもらうと、蝶園に売るアカエリトリバネアゲハなどは生かして三角紙に入れている。標本商に売る他の蝶は殺して三角紙に入れている。
夜はできる限り毎晩灯火採集。この日も蛾は好調。
灯火の見張りはほかの人に任せて、僕とK氏はタナラタの街灯を見て回る。すると商店の前で、大きなコガネムシが落ちている。
「「あ!!!」」
声は僕のほうが先、手が出たのはK氏のほうが先。タッチの差でマレーテナガコガネ♀を採られてしまった。
ぐやじい!!!!
気を取り直して灯火に戻る。相変わらず蛾はたくさん来る。東南アジアの蛾は、日本のものとよく似ている種が多い。言ってみれば沖縄の延長線上で、アジア大陸の虫がそこに混じってくるイメージだ。
深夜まで灯火採集をして、宿に戻ってミクロ展翅。午前二時くらいに寝て、日中は蝶採り。そんな夢のような生活が続いた。
ありがとうございます。